star dust
初音も縁の事はすんなり許して俺は許さないってどういうことだよ
ムスッとしている俺に気付いたのは……どうやらゆうさんのようで,クスクスと笑っていたのだが俺と目が合った瞬間ごめんと謝る仕草をした
その可愛らしい姿に無意識にゆうさんに近寄りコツンと頭を叩く
一瞬キョトンとしたゆうさんだったがすぐに耐え切れないとでもいうようにコロコロと笑い始めてしまった
「それじゃあ私戻るね」
そう言って初音の病室を出ようとしたのは笑い始めてから5分後のことだった
いつも通り『またね』と返す初音とその横で頭を下げる縁に対し,俺は送ってくると告げゆうさんの後ろに続いた
出て行く時に初音の顔が悲しげだったけど見て見ぬふりをしてドアを閉めた
ゆうさんとの病室までの会話は,会話というより一方的に笑われたというのが正しく,半分逃げ出したくなった
「初音ちゃんが嫌がるから二人になるの避けてるのに……
話,あるんでしょ?」
病室に着くなり笑顔で核心を突くゆうさん
心なしか笑顔が引き攣っているように見えたが,あえて気付かないふりをして俺もおそらく引き攣っているであろう笑顔を装備して話を切り出す
「ゆうさ…いえ坂上結さんにお話があります」
ムスッとしている俺に気付いたのは……どうやらゆうさんのようで,クスクスと笑っていたのだが俺と目が合った瞬間ごめんと謝る仕草をした
その可愛らしい姿に無意識にゆうさんに近寄りコツンと頭を叩く
一瞬キョトンとしたゆうさんだったがすぐに耐え切れないとでもいうようにコロコロと笑い始めてしまった
「それじゃあ私戻るね」
そう言って初音の病室を出ようとしたのは笑い始めてから5分後のことだった
いつも通り『またね』と返す初音とその横で頭を下げる縁に対し,俺は送ってくると告げゆうさんの後ろに続いた
出て行く時に初音の顔が悲しげだったけど見て見ぬふりをしてドアを閉めた
ゆうさんとの病室までの会話は,会話というより一方的に笑われたというのが正しく,半分逃げ出したくなった
「初音ちゃんが嫌がるから二人になるの避けてるのに……
話,あるんでしょ?」
病室に着くなり笑顔で核心を突くゆうさん
心なしか笑顔が引き攣っているように見えたが,あえて気付かないふりをして俺もおそらく引き攣っているであろう笑顔を装備して話を切り出す
「ゆうさ…いえ坂上結さんにお話があります」