star dust
「2ヶ月くらい前だったと思う
この紙を可愛い女の人からもらったの」
手に握られていたのは折りたたまれた桜模様のメモ用紙
何度も開いたり折りたたんだりしたのか折目がヨレヨレだった
縁は固い表情でそれを受け取り,微かに震えている指先でメモを広げる
俺は少しだけ離れて縁から視線を外す
見られていたら意地っ張りな縁のことだから絶対強がる
その場凌ぎにと携帯を開くとメールが1件
母さんからだと思ったら静からだった
【ご飯いるの−(>_<)??】
やべ…言うの忘れてた
【食って帰る】
静に怒られてる姿を想像し,慌てて打ったメールはそっけない文…しかも絵文字もなにもないものになった
「なぁ音緒」
「うぉ!?
どっどうした?」
「何ビビッてんだよ
ほれ」
そう言って差し出された桜模様のメモを俺は怖ず怖ずと受け取った
一瞬,俺が読んでいいものか悩んだけど,縁が自分から渡したから読めってことなんだと思い,文字を目で追う
この紙を可愛い女の人からもらったの」
手に握られていたのは折りたたまれた桜模様のメモ用紙
何度も開いたり折りたたんだりしたのか折目がヨレヨレだった
縁は固い表情でそれを受け取り,微かに震えている指先でメモを広げる
俺は少しだけ離れて縁から視線を外す
見られていたら意地っ張りな縁のことだから絶対強がる
その場凌ぎにと携帯を開くとメールが1件
母さんからだと思ったら静からだった
【ご飯いるの−(>_<)??】
やべ…言うの忘れてた
【食って帰る】
静に怒られてる姿を想像し,慌てて打ったメールはそっけない文…しかも絵文字もなにもないものになった
「なぁ音緒」
「うぉ!?
どっどうした?」
「何ビビッてんだよ
ほれ」
そう言って差し出された桜模様のメモを俺は怖ず怖ずと受け取った
一瞬,俺が読んでいいものか悩んだけど,縁が自分から渡したから読めってことなんだと思い,文字を目で追う