star dust
「あっ音緒ちゃん!!
この人たち誰ぇ−??」
『にょにょ−ん』と意味不明な言葉を発しながら携帯を突き出す
写っていたのは,この前撮っただろう争ってる奈緒子と縁だった
「こいつらは同じ施設の…女が奈緒子で男が縁」
「3人は仲良しなの??」
「まぁな
前に話しただろ?
約束を守ってくれた人,こいつらなんだ」
すると初音が『今日約束を守ってくれる??』と聞くから,俺は昔の記憶を辿る
★
あれは…確か10年前の調度今くらいの季節
施設に入って2回目の冬を迎えた頃
施設には慣れてたし,縁がいたし,奈緒子もいた
何も問題はなかった…と思っていた
けどあったんだ,俺の胸の中に
「縁−っ
奈緒ちゃんまた怒ってる!!」
この頃から奈緒子とじゃれあう縁に,いつでもどこでも振り回されていた
そんなだけど,俺はどうしようもないガキで,弱いくせに威勢だけ強く,いつも肩肘張って生活していた
無意識のうちに弱みは見せず,何にも無関心…期待もしない
本当に冷めたガキだったんだ
この人たち誰ぇ−??」
『にょにょ−ん』と意味不明な言葉を発しながら携帯を突き出す
写っていたのは,この前撮っただろう争ってる奈緒子と縁だった
「こいつらは同じ施設の…女が奈緒子で男が縁」
「3人は仲良しなの??」
「まぁな
前に話しただろ?
約束を守ってくれた人,こいつらなんだ」
すると初音が『今日約束を守ってくれる??』と聞くから,俺は昔の記憶を辿る
★
あれは…確か10年前の調度今くらいの季節
施設に入って2回目の冬を迎えた頃
施設には慣れてたし,縁がいたし,奈緒子もいた
何も問題はなかった…と思っていた
けどあったんだ,俺の胸の中に
「縁−っ
奈緒ちゃんまた怒ってる!!」
この頃から奈緒子とじゃれあう縁に,いつでもどこでも振り回されていた
そんなだけど,俺はどうしようもないガキで,弱いくせに威勢だけ強く,いつも肩肘張って生活していた
無意識のうちに弱みは見せず,何にも無関心…期待もしない
本当に冷めたガキだったんだ