悪戯と恋



「智哉!あの子が話あるって!」

「ごめん、断っといて」



"またかよ" って呆れてる友達は竜(リュウ)。



俺、こんなにモテるのに彼女はおらへん。何回か出来たことはあるけど、なんたってシャイボーイやから女の子と喋れへん。






「自分でシャイボーイ言うなや」

「は?!」

「声に出とったで!」





"ま、お前喋れても「はい」しか言わんもんな"って竜は俺の前に座った。


< 4 / 10 >

この作品をシェア

pagetop