‡姫は王子に逢いたくて…‡
「.........///。」
ふたりきりの保健室に
沈黙が続く。
銀河は黙って
湿布をはったところに丁寧に包帯を巻いた。
そんな姿をベッドに座ったわたしは
銀河を上から見つめていた。
まつげ..長いんだ.....
髪柔らかそう。
銀河のキレイな整った顔に思わず見とれ、
陽に照らされて金色に見えるその髪にわたしは思わず手を伸ばしていた。
触れてみたい....
「よし、完了。」
わたしはその声に思わずビクンと
反応してしまい伸ばした手を慌てて引いた。
「ほっ包帯巻くの上手だね!///」
「あぁ。中学んときよく部活で怪我して自分でやってたから。」
「部活?何部だったの?」
「サッカー。」
「へ〜。銀河がサッカーかぁ。想像つかないな。」
そんな話をしながら
ベッドからよいしょと降りる。
「大丈夫か?」
「うん。ありがと。授業始まっちゃったね。早くもどんなきゃ。」