‡姫は王子に逢いたくて…‡



「テメ..人の女に何触ってんだよ!!」


日向はわたしの手を握る銀河の腕をガッと掴んだ。


「日向っ!////やめてっ!!」


銀河の胸倉を掴んだ日向の手にしがみついて必死で日向を
止めに入る。


「夢恵もコイツと二人で何やってんだよっ!」


「っ!何って....」


「お前も他の女と一緒かよ!」


「な...にそれ!!日向ひどいよっ!!////わたし何もしてないよ!銀河は手当てしてくれただけ!!!」



日向に向かって大声を出すと、
日向は我に返ったようにハッとして
黙りこんだ。



「銀河..ありがと。あの、ごめんね。」


銀河にとても申し訳なくて
わたしは日向の手をひっぱって
銀河をひとりのこして保健室をでた。



< 102 / 234 >

この作品をシェア

pagetop