‡姫は王子に逢いたくて…‡

◆胸の奥…気になる彼




―――…

そして夏休み目前
生徒会では9月に行われる体育祭に向けての準備と計画がすすんでた。



「それじゃぁ、各クラス体育祭での種目と参加者のリスト明日までにまとめておいてね。」


生徒会長のあいさつで今日も一日が終わる。



「夢恵、帰り飯くってかえらねぇ?」


「うん。いいよ!何食べようか?」



あれから1ヶ月、
日向とわたしはなにもなかったかのように仲良く過ごしているけど

日向はあれ以来わたしにキスもしてこない。



やっぱりエッチ拒んだのダメだったのかな...


日向はわたしに気持ちを聞こうとはしなかった。
わたしも日向との気まずさは避けたかったし喧嘩は嫌だから。

お互いに深い部分には触れずに
平和を守っているみたいだった。



日向、わたしのこと
もうあんまり好きじゃなくなってるのかな...



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