‡姫は王子に逢いたくて…‡
「妹尾とデート?」
トイレにいっている日向を待っていると、銀河が声をかけてきた。
あの日以来、日向に疑われないように銀河とは必要以上に話さないようにしてた。
「うん。銀河はまだ帰らないの?」
「俺、まだやること残ってて。」
「そっか。体育祭、男子限定借り物競争楽しそうだよね!!」
「まーな。」
..なんか緊張する。
銀河とこうして話すこと
なんだかドキドキする。
そして、相変わらずな素っ気なさがなんだか居心地がよくて
「ふふっ」
っと、思わず笑ってしまう。
「なんだよ?」
「なんでもな〜い。」