‡姫は王子に逢いたくて…‡
―――…
「あ〜っもう暑いっ!!この暑さいつまで続くのっ。」
教室中に響く声でヒロがぼやいた。
夏休みを4日後に控えて
クラスの中は夏休みモード一色だ。
「自習ってナンカだりぃよな。」
現国の先生が夏風邪をひいて
急遽自習になった教室内は
すでに休み時間化してる。
「ねぇねぇヒロは夏休みどーすんの?」
「もちろん、シューヤとお泊り旅行!!暑い夏は熱く過ごさなきゃ。シューヤと海の家にいく予定だしっ!それより妙も早くイイ男ゲットしなよ〜。」
「..だよね〜。どっかにいい人いないかな。超タイプな日向くんは夢恵のものだしぃ。そういえばっ夢恵たちはどうすんの?」
「わたしたちはね、遊..」
妙ちゃんの質問に答えようとすると
いきなり後ろからガバッと日向が抱き着いてきた。
「俺らは遊園地いって!そのあとはラブホへ直行っ!!」
べしっ!!
「いてっ。」
「もうっ!変なこと言わないでっ!!///」