‡姫は王子に逢いたくて…‡



「レイカちゃんと付き合ってたの?」


「あ〜?うん。1週間ぐらい遊んでただけ。深い付き合いはねぇよ。」


「そうなんだ。」


「なに夢恵?ヤキモチ焼いてんの?」


「そんなんじゃないよ。」


「拗ねちゃって。カワイーじゃん。」


日向はクスッと微笑むと
わたしの横からキスをしようと顔を近づける。


「やだっ!」


「ちぇっ..つまんねーの。ケチ。」


思わず拒んでしまった。
だけど、日向は冗談に受け止めていたみたいで。
よかった。



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