‡姫は王子に逢いたくて…‡
「はぁぁっ。」
大きなため息をついて
涙目を擦り
駅の改札をでた。
「あ。」
改札をでたところで
銀河に会った。
わたしは涙目を前髪で隠すように
顔をそらす。
「い、今帰りなの?」
「あぁ。」
「そっか、じゃあね。」
その場をそそくさと離れようとした瞬間
銀河に引き止められる。
「夢っ子!...お前何かあった?」
「なっなんでもない!//」
「なに顔そらしてんの?」
「.....。」
今声をかけられたら
また涙止まんないよっ。
「ほんとに...なんでもないもんっ///」
「じゃーなんで泣いてんだよ?」