‡姫は王子に逢いたくて…‡



肩をグッと掴まれ
銀河が顔を覗き込む。


「っ///...ぅ....えっ...」


再び
涙がでてしまう。


こんな時に
なんで会っちゃうの。

銀河に見られたくないよ。



「やだーっ!銀河?久しぶり!!」


改札から女の子が駆け寄ってきた。
さっきの日向と同じ状況だ。



「元気ー?」


「あぁ。まーな。」


「あれっ?彼女?」


「いや、うん。ごめん、俺今この子と話してっから。」



そんなやりとりに
思わず顔をあげた。


「ぎ..んが...」


銀河...今
わたしを優先してくれたの?



「..そんな泣き顔で帰れねぇだろ?家これば?話しぐらい聞いてやるから。」


「//////。」


銀河の気遣いに喉の奥があつくなる。

銀河..
優しく声をかけないで。
今わたし弱ってるんだ。



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