‡姫は王子に逢いたくて…‡
◆大崩壊…闇スパイラル
日向とは普通に話したり
一緒に帰ったりしているけど
日向の気持ちを信じることができず
すっきりしない
嫌な自分から抜け出せられずにいた。
心のわだかまり。
そして夏休みを一日前にして
終業式を迎えた。
夏休みを迎える前に
今日は体育祭の打ち合わせが生徒会で行われる予定だ。
「日向。今日、終業式終わったら生徒会室に1時だって。」
わたしは日向にそう声をかけた。
「あっあのさ、夢恵!俺今日ちょっと急用があって、終業式後わりぃんだけど夢恵頼めねぇ?」
「え、うん。いいけど..何かあるの?」
「んー、たいしたことじゃねんだけどな。..ごめん。」
「うん、わかったよ。また報告するよ。」
..日向の急用って
なんだろう。
その一言が
終業式が終わるまでずっと気になっていた。