‡姫は王子に逢いたくて…‡



「失礼しまーす。」


放課後帰り支度をすまして
ひとりで生徒会室へ向かったわたしは

ガラッと扉を開ける。



「あれ?立花さん今日はひとり??」


「あ、はい。ひな..妹尾くん予定があるみたいで。」



今では藤堂先輩とも普通に会話ができてしまう。



「隣いい?」


先に来ていた銀河をみつけ隣にすわる。



「妹尾帰ったの?」


「うん、たぶん。何か急用みたい。」


そんな会話をコソコソしながら
30分の打ち合わせはあっという間に終わる。



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