‡姫は王子に逢いたくて…‡



「あ〜っ終わったぁ!!体育祭も楽しみだけど明日からの夏休みワクワクしちゃうね!」


「ガキ。」


「なっちょっと!////ガキって。」


銀河は確かにいつもクールで
しらっとしてるから
大人っぽくみえる。

ガキですみませんねっ。



「夢っ子。帰りひとりだろ?」


「うん。そうだけど。」


「俺と一緒に帰れ。」


「えー!やだよ〜。なんで私がぁ?」


ふふっ。
なんか久しぶりにこういう感覚を味わう。
笑える。


「バカが!俺が一緒にかえってやるっつってんの!ひとりじゃなんかあったら困るだろーが。」


「え??////」


..ドキ.......
また。
これは銀河の気遣いなんだ。
...ねぇ銀河。


「...ぅ..して?」


「あ?」


「ううん。なんでもない!//」


なんで銀河はわたしに優しいの?
それとも誰にでも優しいのかな。




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