‡姫は王子に逢いたくて…‡



「な....にしてるの..?」


目の前にいたのは
用事があると言っていたはずの日向だった。



「夢恵っ..?」


「日向..用事は?...こんなとこで何してたの?」


「..夢恵っ....」


「家に帰ったんじゃなかったの?!ねぇっ!!
日向の用って...こんなことなのっっ?!」



気づいたら
ものすごい声で叫んでた。


自分じゃないみたいに..



そして
その場から逃げ出すように駆け出した。



「夢恵っ!!」


後ろでわたしを呼んだのは
日向?

それとも銀河?




< 138 / 234 >

この作品をシェア

pagetop