‡姫は王子に逢いたくて…‡



「あの、妹尾くん。夢恵、こう見えてホント一途で純粋なんだよね。あんまりイジメないであげて?」


さっきまで冗談半分だったヒロが
真面目な顔してかばってくれた。



「わりぃ..」


しゅんとした妹尾日向がわたしに頭を下げた。



「でも俺マジでタイプなんだよね。そんなとこも萌えるっつーか....中学で古風花子って噂んなってた時からあんな子タイプだわーって。っつーかさ。ますます俺のにしてぇっての?」



えっええっ!!

わたしは驚きすぎて涙が止まった。



「つーかさ。まぁキスなんてあいさつのうちって感じ?」



っ!////
さらに驚いたわたしは失神しそうです。


なんていうプレーボーイな発言..。





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