‡姫は王子に逢いたくて…‡
◆遊園地…悲しい決断
―――
「銀河、今日はありがとう。」
家まで送ってもらったわたしは
銀河に手を振る。
「あんま気にすんなよ。なんかあったら連絡くれれば話ぐらいきーてやるから。」
「うん。」
優しい言葉をかけられると
またすぐに涙が溢れそうだ。
ねぇ銀河。
あんまり優しくしないで。
...銀河を見送り、
玄関に入ると携帯が鳴った。
♪〜〜♪〜
着信の相手は【日向】。
「....はい。」
『もしもしっ夢恵?!』
電話をでると少し慌てた口調の日向の声がした。
わたしが大好きな声。
いつも一番心が落ち着けていた日向の声。
だけど..