‡姫は王子に逢いたくて…‡



「次、何のろうか?」


「んじゃ、アレ。」


そういって日向が指さしたのは


「お...お化け屋敷?!」


「そ。俺あれがいい!な?」


「やだっ!やだやだやだ!わたし絶対や!!」


お化け屋敷なんて..
わたしお化けは大の苦手。
心霊とかホラーとか

ホント無理っ!!



「俺がついてるから大丈夫だって。」


ニコニコと笑いながら
日向はお化け屋敷へまっしぐら。

わたしはそんな日向にひきずられるようにして
へっぴり腰になって着いていく。


「やっぱ無理だよ〜。日向やめよ?」


「大丈夫大丈夫。」


そういって笑顔でスタスタと歩く日向は、わたしの手首を力強く握って離さない。



勘弁してくださぁいっ!



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