‡姫は王子に逢いたくて…‡
◆人生初…合コンパニック
妙ちゃんの気持ちを知ってから
なんだか嬉しいような複雑な
日向と接することに少し遠慮をしてしまう。
そんなある日、
ヒロがいきなり合コンの話を持ち掛けてきた。
「わたしとシューヤの主催でフリーな子数人誘って合コンやろうと思うんだけど、もちろん夢恵はくるよねっ!?」
「えっ?合コン??..えっと私は..」
「はぃ決まり!!」
「えっちょっ、ちょっとヒロ〜〜。」
「夢恵は断る理由なんてないじゃない。日向と別れてフリーだし、別に好きな人がいるってわけじゃないんだし?」
「そうだけど〜。合コンなんてどうしたらいいの?」
今まで合コンなんて垢抜けた場所は無縁だった。
でも、楽しそうかな。
なんでもいく価値はあるかもしれない。
「夢恵いこうよ!」
「え?妙ちゃん?妙ちゃんもいくの?」