‡姫は王子に逢いたくて…‡
「ぎっ銀河?!」
わたしの前にシラッとした表情で座っていたのは
あの銀河だったんだ。
「銀河なんでココに?」
「俺はコイツに無理矢理。」
そういってシューヤくんを親指で指さした。
「つーか夢っ子。お前何やってんだよ。場違い..」
「なっ何って新しい出会い探し?場違いって...ヒドイ!」
銀河の言葉に腹を立てていると
隣の席の男の人が話しかけてきた。
「なになに〜?オレも会話にまぜてよ!オレ中高の2年。めっちゃタイプなんだけど!名前教えてくんない?」
髪の毛を茶色に染めて左耳にピアスをつけたその人は
わたしのひとつ年上で
その風貌も口調も明らかに遊んでる感じのひとだった。
「..夢恵。立花夢恵です..」
わたしはタジタジしながら答える。