‡姫は王子に逢いたくて…‡



怖いよ..
無理矢理キスをされそうになり、顔を左右によける。


その繰り返しを何度しただろう。
とても長い時間に思えた。



恐怖に目を閉じ歯を食いしばっていると
男の人の体が急にフッと離れた。



「汚い手で触ってんじゃねぇよ!」


「ぎ....んがぁ////」


霞んだ目の前に男の人の首根っこをつかみ、壁に押し当てる銀河がいた。



「狂ったことしてんじゃねぇよ。飢えて理性もきかねぇか!」


「なっ///んだテメェ!」


「コイツをそこら辺の安売り女と一緒にすんじゃねー!!」


「チッ!んだよっ///!ちょっとからかっただけだろ。熱くなんなよ!」



そういって男の人は何度も舌打ちしながら席に戻っていった。



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