‡姫は王子に逢いたくて…‡



わたし

わたし...


たっ助かったぁぁ////



全身の力が抜け
へなへなとその場に座り込んでしまった。



「大丈夫か?」



銀河はたった一言そう声をかけると
切なそうな表情をしながら
わたしの腕をひっぱり体を持ち上げた。


「ぎんっがぁぁ!///こっ.....こわっ....こわかったぁぁ!」



その瞬間、

わたしはぶわっと溢れた涙が止められなくて
銀河に抱き着いた。



「こわかったこわかったぁ//あり...がとぉ銀河ぁぁ//」


「うん。....バカ//」


銀河はわたしに口ではバカと
いったけれど
ちょっぴりカタカタと震えるわたしの肩を
ぎゅっと優しく包んでくれた。



< 172 / 234 >

この作品をシェア

pagetop