‡姫は王子に逢いたくて…‡



席にもどると中高の男の人はバツが悪そうな顔をしてた。



「夢恵ちゃん?ギン?」


トイレからもどり様子が違うことに気づいたのか

シューヤくんが声をかけてくる。



「夢恵?大丈夫?体調悪いの??顔色よくないよ?」


ヒロも心配そうにわたしの顔を覗き込む。



「だ、大丈夫だよ。」


隣に座っている人に嫌悪感を感じ、
うまく笑おうとしても苦笑いになってしまう。



「わりぃ。俺帰るわ。」


「へ?」



突然そういった銀河にみんなが不思議そうな顔をする。



「コイツ体調良くねぇみてーだから。」



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