‡姫は王子に逢いたくて…‡



グラッ!!


「きゃっ//」



食器棚の上段にあったパスタ皿に手を伸ばした瞬間

体の軸が傾いて
後ろにひっくりかえりそうになった。



「あぶねっ!!」



銀河の言葉と同時に
わたしの体はスッポリと銀河の腕に支えられてた。



「っごめんなさいっ!///..お、お皿大丈夫だった?」



「バカヤロ!皿なんかよりお前が大丈夫かよ?!」


「わっわた//////わたし?!」



銀河の心配の気持ちがお皿なんかじゃなくてわたしに向けられていてビックリ。

この期に及んでわたしってば
胸をバクンとときめかせてしまった。


「わたしは..だいじょぶ..///」

「ったく、いつも危なっかしくてみてらんねー。」



ぶつぶつ言いながら
食事の準備を再開させる銀河の後ろ姿に

この時わたしはどうしても


どうしても


気持ちが押さえることができなかった。


銀河...わたし期待してもいいかな?




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