‡姫は王子に逢いたくて…‡
「たっだいま〜っっ!あれ?!おにーちゃーん!夢恵ちゃん来てるの?!」
風子ちゃんがキッチンに
駆け寄ってくる足音がした。
「...//銀河っ。わたし帰るねっ!///」
「はっ?おいっ!メシは?!」
わたしは恥ずかしくて
どうにかなっちゃいそうで
思わず銀河から逃げ出していた。
「あれっ?夢恵ちゃん帰っちゃうの?!」
「フウちゃんまたねっ!////」
風子ちゃんにもうまく顔が合わせられず
赤くなった頬を隠しながら
横を通り過ぎた。
家まで必死に走った。
銀河..
キスしたの?
わたし銀河とキス..
したんだよね?!
それは今まで経験したことのないドキドキで
ドキドキドキドキしすぎて
死んじゃうんじゃないかってくらいだった。
でも、
気持ち言いそびれちゃった。
銀河も
わたしのことをどう思ってるの?
どういうつもりでキスしたんだろう。