‡姫は王子に逢いたくて…‡



そして放課後。



「夢恵。体育祭の資料持った?」


「うん。あるある。」


日向とふたりで生徒会室へ向かう。



もう銀河きてるのかな..?

なんだか変な気分だ。



数ヶ月付き合った日向と今
こうして何事もなかったかのように笑いあえてて

わたしは次の恋をしてる。



そして

銀河を
今まで以上に誰よりも大好きって思える。



そんな銀河に今日も会いたくて

気まずさを残しながらも期待に胸を膨らませて


生徒会室の扉を開けた。


「「失礼します。」」



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