‡姫は王子に逢いたくて…‡



「へっ?キッキス?!夢恵アイツとキスしたのか?」


「う....//キスってほどじゃ.....」



ビックリした顔の日向と目を合わせることができずに
わたしは俯いた。


さすがに日向..引くよね。



そう思っていたわたしの気持ちとは正反対に
日向は真剣な表情でその答えを探してた。



「キスな〜。難しいよな。..ちょっとかわいいとか、この子とヤリてーって思うと気持ち抑える前にエロさが先へいくっつーかさ。」


...ガクッ。

やっぱそうなんだ..........
男の子ってわかんない...



「あーっ!でも!コレはあくまでプレイボーイな俺の場合だしよ。だいたい、その気持ちだって好きって気持ちがどこかにあんじゃね?」


「え?」


日向は冗談ぽく笑って見せた。


「いくらキスしてーって気持ちが先立つにしても、そのコ自体に興味がなきゃそんな気持ちになんねーってこと。」



「...?」


「とにかく。自信だけ持って突っ走りゃいーんじゃね?夢恵お前どんなけ魅力あるか自分でわかってねーんだよ!//」



顔を赤くした日向の
その言葉がとても嬉しくて涙がでそうになった。



「日向....//ありがと。」



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