‡姫は王子に逢いたくて…‡



「わたしたちがんばろーっ!!」


「もちろん!大玉転がし超楽しみ!」


「っていうか、楽な競技でよかったよね〜。」


ヒロ、奈々、妙ちゃんと話が弾む。



「ところでさ、妙はもちろん日向を応援するんでしょ?」


つい3日前に
日向との関係を聞かされたわたしたちは
妙ちゃんをからかう。


「おいおいっ!あんま妙子いじめんな!」


妙ちゃんの肩に腕を回して
日向が横から現れた。


妙ちゃんはもじもじしながらうれしそうにしてる。



二人ともラブラブなんだな。



「みんないいな〜。応援する彼がいて。」


わたしはポツリとつぶやいた。



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