‡姫は王子に逢いたくて…‡
「ねー!見てよっ!日向スリッパ持って走ってる!!」
「わっほんとーっ!日向くん頑張れーーっ!!」
「キャハハ!何あの光景っ!ねっ夢恵みてよ!」
奈々に続いて、妙ちゃん、ヒロは大盛り上がり。
すると、
銀河がこちらに向かって走ってくるのがわかった。
「ちょっ、ねぇ夢恵!鹿井くんこっちに向かって来るよ!//」
「ほっホントだっ。」
妙ちゃんはわたしの腕をひっぱりふたりで顔を見合わせた。
「何借りに来たんだろ?」
ヒロがそういった瞬間