‡姫は王子に逢いたくて…‡



.........。



“気に入んねー”


それが銀河の答えだった。



やっぱり
...フラれちゃったや。



ほんの一瞬でも
もしかしたら..
好きになってもらえるかも..

そんな風に思ってしまったわたしは愚かだ。



「ご...めんね。やっぱ迷惑だったよね....。」



目に溢れる涙を堪えようと
視界が滲む。



「戻ろ。....」



なんだか銀河の目がみれなくて
俯いたまま
銀河のジャージから力なく
手を離した。




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