‡姫は王子に逢いたくて…‡



ホームルームが終わると


「もうっ!!///なんで勝手なことするの?!わたし生徒会なんてやりたくないよっ!!//」



くるりと席をかえて日向にどなりちらした。


「だって俺、夢恵とヤリてぇもん。学校行事なんでも一緒にやれんじゃん??」



「そんなの日向の勝手だもん。わたし保健委員がやりたかったのにぃ!だいたいっ...」


途中までいった言葉を詰まらせた。


...生徒会なんて。


藤堂先輩と同じ場所で活動するなんて...
苦しくて堪えられないよ。



「おい夢恵?」


日向に腹がたって、
先輩のことを思い出して、
思わずじわっと涙ぐむ。



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