‡姫は王子に逢いたくて…‡



「アッアンタこそこんなとこで何やってるのよ?」


「昼寝。」


「そっそうじゃくて!ずっとこんなとこにいるの?授業は?!」


「サボリ?ふゎぁぁっ...」


頭をわしゃわしゃとかきながら
おおあくびをした鹿井銀河は
再びゴロンと芝生の上によこになる。



「ちょっ!ちょっと!!もうすぐ休み時間終わるし!教室戻りなさいよ!」


ゆさゆさと鹿井銀河の体を揺すって起こそうと試みた。



「入学したばっかなのに授業サボらない方がいいってば!!」


このシチュエーションで何故かわたしはクソ真面目なことを口にする。



「俺、頭いいからいいの。」


なっ///
自分で言うかっ!!




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