‡姫は王子に逢いたくて…‡

「おいっ！待てよ。悪かったって！！」


わたしの後を慌てておってくる声を背に


わたしはピタッと立ち止まり
くるりと日向のほうを向く。



「おかしなことはやめてよね！エッチ！変態！バカ日向！！」


「はいはい。わかったって。..//相変わらず毒舌だね、夢恵は！」



わかったならいいけどさ。
それにしても日向は

こんなわたしのどこに魅力を感じているのだろう？



そんな疑問を抱きながら
生徒会室の扉をガラっと開けた。