‡姫は王子に逢いたくて…‡
「夢恵ーっ!来週の歓迎会、先輩たちのイケメンコンテストもあるんでしょ?」
さすがっミーハー妙ちゃん。
情報がはやいな。
「先輩たちだけじゃないよ。一年生も先輩たちの投票で当日名前呼ばれちゃったりするみたいだよ!!」
ヒロと妙ちゃん。
そして奈々と次の授業がある理科室へ移動する。
「イケメンコンテスト!誰か俺選んでくんねぇかなーっ!!」
後ろから日向ががしっとしがみついて来る。
「はいはい。日向は顔が広いからきっと誰かは投票してくれるよ。」
「ちぇっ。相変わらず夢恵はつめてぇな。...んじゃ俺先いくよ〜!!」
陽気にわたしたちの前を走って男子の群れに追いつく日向。
日向の行動にはもう慣れた。
毎日なんだかんだと熱烈アタックを繰り返してくれるけど
今だにこんなわたしのどこが好きなのかわかりません。(笑)