‡姫は王子に逢いたくて…‡
「ヒロ。今日わたし放課後委員会があるから先に帰ってて。」
「了解。新歓の準備?」
「うん。」
実験をしながらヒロとおしゃべり。
「そういえば最近どう?」
「?...どうって何が?」
ヒロの質問に質問がえし。
「藤堂先輩のこと。」
高校に入ったわたしは先輩と近づいた。
でも同時に失恋。
中学からずっと片思いしてたからもちろんショックだった。
だけどね、
「大丈夫だよ。なんか先輩は憧れみたいなの。先輩みるとドキンてして緊張したりするけど、わたしにはただ純粋に憧れのひと。吹っ切れたよ!」
「そっか。辛くなったらいつでもいいなよ。」
ありがとヒロ。
でも、もう大丈夫。
わたしは前に進んでる。