‡姫は王子に逢いたくて…‡



日向は彼氏じゃない。

気持ちに答えなかったのもわたし。



だけど

わたしだけを見てくれてると思っていたのに。



...なんだろうこの気持ち。



日向は何も悪くないのに
わたしただの自分勝手だ。



涙を堪えてブスッとしていると

「何かあったのか?夢っ子。」



鹿井銀河がまた横から声をかけてきた。



「勝手に変なあだ名つけないでよねっ。」


わたしは可愛いげもなくそう答えていた。


新歓の説明をする藤堂先輩の声。
あんなに藤堂先輩をスキだったのに


今は

少しずつ違う方をみれている気がする。


日向の行動が気になるのは
日向へこの気持ちが嫉妬を抱いたのは
わたし成長してるんだよね?





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