‡姫は王子に逢いたくて…‡
「これ。明日の新歓のプログラムだってよ。集まる機会がないからって会長から。」
「へ〜!明日の日程?ありがと。楽しみだね!」
銀河とはクラスがちがうけれど
生徒会で一緒になってから
よく話すようになった。
日向とは、
あれから数日口をきいていない。
日向を避ける理由なんて何もないはずだった。
ただ
ほんの少し日向の気持ちを優越に感じてたわたしは
日向のキスに裏切りを感じた。
勝手だけど
胸がチクリと痛んだから。
なんとなく気まずかった。