‡姫は王子に逢いたくて…‡
ヒロとシューヤくんの勢いに負け
引きずられるようにして
連れていかれるわたし。
そしてその脇をしれっとクールを崩さない銀河が横を歩く。
「なっ奈々!ごめんね〜また明日ねっ!!」
わたしは奈々に
ぶんぶんと手を振る。
.....そういえば、
奈々
なにか言いかけてたけど
なんだったんだろう。
日向..が?
なんだったんだろう?
そんな疑問も
突然のヒロわたし、銀河シューヤくんとの4人での帰宅で
余裕がなくて
忘れてしまうぐらいだった。