‡姫は王子に逢いたくて…‡
ブーブーブーブー
その時制服のポッケに入れていた携帯がなった。
メールの相手はお母さん。
「ゲっしまった!わたし今日お母さんにご飯いらないって言うの忘れてた!!」
「なに、夢っ子。いちいち親にそんなこと報告すんの?」
フッと笑った銀河に
「ほっほといてよ。//どうせバカにしてるんでしょ!」
ひねくれた言い方をしてしまった。
「いや、女の子はちげーんだなって思っただけ。」
「え?//」
なんだか
鹿井銀河って意外。
っていうか意外すぎ。
冷たいようで違うのかも..
やる気ないように見えてちゃんと考えてるみたいだし
案外優しく笑うし
「携帯どこの?」
銀河はそういうと
ぼーっとしてしまっていたわたしの手から携帯を奪い
何かいじりはじめた。