‡姫は王子に逢いたくて…‡



職員室をでて
日向と下駄箱に向かっていると
銀河にあった。


「ウッス。」


「銀河も今帰り?」


「おう。じゃーな。また明日。」


「うんっ!また明日ね〜!!」


銀河と交わしたアドレスに
一度もメールすることはなかった。



銀河が横を通りすぎる横顔が
なんだか遠い存在に思えた。




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