‡姫は王子に逢いたくて…‡
「夢恵、テキトーに座ってて。」
「えっあぁ、うん。//あのっわたし何か手伝おうか?」
「大丈夫!夢恵はゆっくりしてて。」
そういって
日向が飲み物を用意してくれている間
わたしは部屋でひとりそわそわと
落ち着かなかった。
...日向やっぱり男の子っぽい。
部屋はテレビとベッドの脇に本棚があるだけでガランとしているけれど
スッキリとまとまっていた。
それからわたしたちは
宅配ピザをとって
日向の部屋でテレビを見て過ごした。
「あははっ!この番組面白いんだよねっ!!わたし毎週見てるんだけど、日向もしって.....る?」
ベッドにもたれて日向とふたり並んでテレビをみながら
わたしは緊張もほぐれケラケラと笑っていると
真剣な眼差しの日向の瞳に囚われた。
あ../////
ドキンと胸が高鳴って
その瞬間
わたしの唇は日向によって
塞がれた。