‡姫は王子に逢いたくて…‡



「まぁまぁ。夢恵。キスなんて減るもんじゃないよ。大丈夫大丈夫。」



わたしはヒロに
ポンポンと肩を叩かれ
軽〜く慰められながら教室へ向かう。



「経験豊富なヒロに言われてもな..はぁっ。」

ヒロをチロッと横目でみやった。



「夢恵!!これからいくらだってそんな経験していくんだからっ!ほら、忘れた忘れた!」


忘れられるかぁっ!/////



「でも、よかったね、わたしたち同じクラスで。」


そう。
わたしたち実は同じクラスみたい。
それはそれで嬉しいしっ。



まぁいっか!


....なんて、気持ち切り替えられない。
あぁんっ!
藤堂センパ〜イ!!(涙)
夢恵は汚れました.......


あなたに会わせる顔がありません........。



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