‡姫は王子に逢いたくて…‡



昼休みをおえて
教室にもどると日向を探した。


あ...


日向はクラスの女の子と楽しそうに話をしてる。



なんか...やだな。//



「日向っ!」


女の子と話をしていた日向の姿に
モヤモヤした気分になる。



「ちょっといい?」


「夢恵。...なんだった?」


日向は昨日のことなんて
まるで何もなかったかのようで



あんなに恥ずかしかったのに

あんなに日向に悪かったって悩んだのに


そう思うと
日向にひとりでドキドキして
ときめいて
余裕がないのはわたしだけなんだって思えて


謝ろうと思ってた気持ちとは裏腹に



「日向のバカ!!//」


そんな暴言を吐いてた。




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