‡姫は王子に逢いたくて…‡
「お前っ!大丈夫じゃねぇーだろ?」
足に痛みがはしり
力が入らなくてよろめくと
銀河がグッと肩を支えてくれた。
ドキッ
「銀河っホントに大丈夫だから。ねっ??」
「うるせー。黙って掴まってろ。」
そういってわたしの腕を自分の腰に回す。
「保健室いくぞ。」
「う、うん...//」
わたしを支えて廊下を歩いてくれる銀河。
..やっぱりこの人、優しいんだ。
下から見上げてみる銀河の横顔は男らしかった。
そしてそんなわたしと銀河の姿をみた女の子たちは
キャーキャーと騒ぎ立てる。
....////
そんな周りに戸惑いを感じていると
「気にすんなよ。」
そう声をかけてくれた。
言葉が少なくそっけないけど
とても温かかった。