大好き。…ううん、愛してる。
その後は海の水をかけあって遊んだり、売店で飲み物や食べ物を買って喋ったり…

そんなコトをしてたらいつの間にか当たりが真っ赤になってた。

「夕日だ…」

太陽と海がキスしていた。


「夕日キレイだなぁ」

「だな」


―ちゅっ―


そう言って智志は…キスをしてきた。

軽くくちづけするだけの優しいキス。


あたしは突然のコトで目をまるくしてしまった。

それを見て智志は

「クスッ」

と笑って

「だって太陽と海だけがキスしてたらずるいだろ??俺も海空とキスしたいなって思っただけ。ダメだった??」


あたしは首を横に振った。


でもあたしも…

背伸びして…
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