遊女と経営者の恋愛事情-Ⅱ-
ごめんな…。
今はまだ…言えねぇんだ。
俺はお前を守りたい。
今はこんな守り方しか出来ねぇけど…。
後でちゃんと話すからな。
それまで…待ってて欲しい…。
傷付けて…ごめんな。
「明日、一樹のとこへ行くから午前中は留守番頼むな」
「うん。わかった。適当に掃除でもしてるよ。普段あんまりしてないから」
笑いながら話す結衣。
明日…家見て来るな。
いつまでもこの屋敷へ
居させる訳にはいかねぇからな。