遊女と経営者の恋愛事情-Ⅱ-
「龍也次第で……この仕事がかかってるのよ?もし、私が辞めたりしたら……」
「んな事ぐらい、わかってる。俺の首がかかってる事もな」
「だったらっ!!」
「俺はいつでも、ここを出て行く覚悟ぐらい出来てる。俺を見くびるな……結衣の為ならいつでもやめてやるよ」
「……そんな」
「それぐらいの覚悟なくてどうすんだ。俺を甘くみるなよ…?」
美月をじっと見つめた後
部屋を後にした…。