遊女と経営者の恋愛事情-Ⅱ-
「ちょ、ちょっと。訳がわからないんだけど。龍也はいつ戻るの?どうしてこんな事になったの?」
「まあ…半年ぐらいで戻るだろ」
「そんなに?!何処へ行くかぐらい、言ってくれてもいいんじゃない?それに、あの子はどうなるの?」
「結衣なら…一樹のとこに居る」
「…そうなの。何か…ややこしいわね」
「美月なら大丈夫だ。屋敷の事、頼んだからな。何かあったら一樹に連絡しろ。俺でもいいしどっちでもいい」
「わかった…」
結衣……待っててくれ…。
必ず…迎えに行くからな。