愛してる…ただ、それだけ…
「奏、高橋せんせー来たよ。ほら、中学の時の担任。」
ピクッ
「先生、多分奏は挨拶してると思う…多分だけど」
「そうか…奏は一度も目を覚まさないのか?」
「うん。反応は最近よくするようになったけど。」
高橋先生。中学3年の時の担任。
40代まだ前半…らしい。
意外と顔はイケてる。
「先生はよく来てくれるよねー奏の担任あまり来ないんだよ。
今まで何回来たかな…3回位かも。去年の担任の方がよかったし。」
「そうかぁー。先生も忙しいんだよ、きっと。」
「じゃぁ、せんせーは暇人なんだね。しょっちゅう来るから。」
「は?!俺も忙しいし。単に奏が心配なだけですー」
「せんせーがきっぽいね。」
「…ん…」
『ん…ん?!』
先生と私以外の声が後ろから聞こえた…
びっくりして先生とはもったし…
ってそんな事より…
この声って…